株式市場についての事実と予想の識別

前回、トランポノミクスによる今後の市場の動きについて書いたが、現実問題として、今後の株式市場がどのように動くかという予想は、人によって違ってくるし、必ずあたるという保証はない。それは自分のような素人でも、株取引のプロでも変わりはない。

株式市場の動きの話をしていると、プロのコメントや新聞に書いてあることは必ず正しいことのような錯覚を持ってしまうことが多いが、たとえプロのいうことでもあくまで予想は予想であり、必ず正しいということはない。リーマンショックの前にあれだけの大暴落を予想したプロは、ゼロではなかったにしても決して多くはなかったわけだし、そもそも今回の米国大統領選の前に、トランプ氏が勝ったら株式相場が大幅に上昇するという予想をしていた人もほとんどいなかったわけである。

と言っても、別にプロの人たちをこき下ろしているわけではなく、プロの予想でも当たらないことがるということを言いたいだけで、自分が株式のプロよりも優れた予想ができるなどと思いあがっているわけではない。ただ、予想ではなく確実な事実として一つだけ言えることがある。それは、未来永劫に株式が上がり続けることはないということである。

現在、日本と米国の株式相場は、過去の歴史の流れから見ても相当に高い水準にある。この後、まだしばらくの間は高い水準での株式相場が続くかもしれないが、いつかどこかで株式相場は下降に転じることは、予想ではなく事実である。そして、今の株式の高い水準からすると、下降に転じる時期はそれほど遠い時期ではないように、私には思える(これは事実ではなく個人的な予想)。だからこそ、今はあまり保有株式を広げずに、谷間が来る時期をじっくりと見極めておこうと考えている。

年明けの株価の動きとトランプ相場

1月3日の記事で、年明けは株価が下がってくれるとありがたいというようなことを書いたが、ふたを開けると1月4日の年初の取引きで日経平均は400円以上の大幅上昇となってしまった。やはり思う通りにはいかないものだ。ただ、その後5・6日は小幅ながら株価が落ちていることもあり、当面はバタバタせずに様子を見ようと思っている。

今、トランプ氏が大統領に就任してからの経済に期待して、特にアメリカ経済がこの先も伸びることを見越して株価が上昇しているのが事実なのだが、果たしてトランプ相場というのはそれほど期待できるものなのだろうか。トランプ氏がアメリカの保護主義の政策を重視し、世界的な利益ではなくアメリカの利益最優先の政策をとることはすでに周知の事実となっている。昨日からのニュースでは、トヨタ自動車がメキシコに工場を作った場合、そこからアメリカに輸入される車には高い関税をかけるとトランプ氏がツイッターでつぶやいたことで、大きな騒動になっている。

自分は決して経済のプロではないので、所詮は自分の考えは感覚でしかないのだが、素人目で考えても、どう考えてもトランプ氏の政策は近視眼的で、世界的にはもちろん、アメリカにとっても中長期的な成長につながるものには思えない。大統領就任後も、すぐではないかもしれないが、いずれは経済的な谷間が来て、どこかで世界の株式が大幅に下落するタイミングが来る可能性が高いように思えてならない。

ブログで書いてきている通り、配当で稼ぐことを主目的とする以上、いずれにしても現在保有している株式は当面手放すつもりはないが、少なくともトランプ氏の大統領就任までは、あまり大きな動きを取らずに様子を見ていくつもりである。

年明けの株式市場は・・・

年が明けて、いよいよ明日から新年の株式取引が始まる。

昨年の年始は、取引開始から一気に株価が値下りして、1月の終わりには一時15,000円前後まで日経平均が値下りした。今年も同じようになる保証はどこにもないが、年末に第一生命の株で利益確定した立場としては、どちらかというと年始は下落で始まってくれるとありがたい。とはいうものの、仮に狙いどおり値下り傾向になったとしても、どこで買いを入れるかの判断は非常に難しいのだが・・・。

とりあえず、第一生命株の売却金額(1944円)よりも、10%程度は下がってもらいたい。そのタイミングで再購入することができれば、年末に思い切って利益確定した甲斐があったというものである。

第一生命の買い戻し以外にも、タイミング次第で購入に動きたい株式がほかにもいくつかある。それらを購入するのも、もう少し株価が下がってくれるのが条件。景気が下降するのを期待するというのは不謹慎な話ではあるが、やっぱり少しでも有利な条件で購入したいものである。

明日の株式市場の動きが楽しみだ。

第一生命HLDGS株の売却

年末のぎりぎりの取引で、ついに迷っていた第一生命HLDGSの株式の売却に踏み切った。購入時の評価額が1,100円だったのが、売却時には1,944円。200株持っていたため、売買手数料を含めても16万円余りの利益を確定させたことになる。

単体の取引としては十分すぎるほどの成果だが、問題はこの後である。アメリカ大統領選挙の後の相場の値上りで、今の段階では新たな株の購入には動きづらいタイミングになっている。少なくとも、第一生命の株を買い戻すには、少なくとも今よりも株価が下がってくれないと買い戻しには動きづらい。

年明けの市場はまだ動き出していないが、この年末年始を挟んで株が値下り傾向に動いてくれれば理想的だが、逆にここからさらに株価が上昇してしまうと、買い戻しが難しくなる。とはいえ、3月末までにそれなりの配当利回りの株式を買い戻さないと、「配当で稼ぐ」というこのブログの本線から外れてしまうことになる。日経新聞の経済面を見ていると、年明けも市場の動きは堅調という予想がどちらかといえば多いようだが、さて、実際の市場はどのように動くだろうか。

悩ましい株価の値上り

このところ、想像以上に株価の値上りが続いている。ここまで株価が上がってくるのは、正直なところ全くの予想外だった。

自分が保有している株も、一部を除いてだいぶ含み益が膨らんでいるため、ここで確定売りをすれば一定の利益を確保できることは間違いない。ただ、一度売ってしまうと、タイミングよく売った後に値下りしてくれないと、買い戻すのが難しい。とはいえ、3月末までに買い戻しをしないと、現時点で保有している配当の権利を手放すことになる。年内の株式取引はあと1週間余り。その間に値上りの状況を見て、場合によっては含み益の大きい一部の株は売却を検討しようと思うが、さて、結果はうまくいくだろうか?

保有銘柄と配当(その5)第一生命HLDGS

現在保有している株式の中で、購入時の評価額から最も値上がりしているのが第一生命HLDGSの株式である。実は、購入したのは比較的最近で、約半年ほど前なのだが、この半年の間に購入時に1105円だった株価は、約80%以上も値上がりして、今日(12/13)時点では2013円を付けている。

仮に、キャピタルゲイン狙いで購入した株式であれば、間違いなく売っていいタイミングではあるが、今のところまだ売却するつもりはない。評価額の値上りにより、現時点では2%を切る水準まで下がってしまった配当利回りだが、株式購入時には3.6%という高利回りであって、この利回りはは減配にならない限りは下がることはない。これだけの含み益を持っていれば、逆にこの後株式の評価額が多少下がったとしても安心して持ち続けることができるわけで、当面は保有し続ける予定である。

もっとも、これだけのキャピタルゲインが得られるのであれば、売却することを全否定するわけではないが、もしここで第一生命の株を売却するのであれば、そこで得られた資金は最低でも3.6%以上の配当利回りがある株式の購入に充てることにしたい。

保有銘柄と配当(その4)日本郵政グループ株

今日は、保有株式の中で、日本郵政グループ3社の株式について書いておきたい。保有内容は以下の通り。

 

日本郵便 100株 株価1,400円 配当金50円 配当利回り3.6%

かんぽ生命保険 100株 株価2,840円 配当金60円 配当利回り2.1%

ゆうちょ銀行 100株 株価1,450円 配当金50円 配当利回り3.4%

 

実は、日本郵便とゆうちょ銀行は、新規公開株式として公開前に抽選に申し込んで、それに当選して手に入れた株である。上記の通り、この2社の配当利回りは3%台半ばとなかなか高く、購入費用もいずれも14万円台と、比較的手ごろな銘柄であった。現時点(2016年12月8日終値)では、購入時評価額よりも若干高くなっているが、新規公開株なら何でも値上りするかというと、そうでもない。この2社の株も、株式公開後に一度は上がったが、じきに株価の上昇は頭打ちになって反落が始まり、一時は購入価格よりも評価額が下がってしまうこともあった。

かたや、かんぽ生命は新規公開の前の抽選には漏れたため、公開後に購入したのだが、公開後に株価が上昇した際に我慢しきれずに買ってしまったため、配当利回りは低く、またその後の株価の値下がりによって、含み損を抱える株式になってしまっている。このあたりが、以前にも書いた通り、かんぽ生命を購入して失敗したという話である。

配当重視で株式を購入する場合は、かんぽ生命のように他社の株に引きずられて購入するのは非常にもったいない。冷静に配当利回りを見極め、できるだけ低い購入金額で購入できるように、時期を見極めることが大切なのだと感じている。