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投資に対する恐怖心

初回の記事でも書いたとおり、日本の金融資産は現金・貯金の比率が非常に高く、一般的には50%を超えていると言われている。欧米の現金・貯金の比率は、低いところでは10%台、多いところでも30%台のところが多く、データのとり方によって多少のズレはあるとしても、日本の比率が極めて高いのは事実と思われる。つまり、日本人で投資活動をしているのは非常に少ないと言わざるを得ない。なぜ日本人はこれほどまでに投資に対して奥手なのだろうか?

書店に行くと、これでもかというほど投資関連の本がずらっと並んでいる。最近ではどの書店でも少なくとも書棚の1ブロック分は確実に投資関連の本で埋まっている。書店にこれだけの本が並んでいるということは、それだけ本が売れているということであり、投資に興味を持っている人は相当数いるはずである。にもかかわらず、実際に投資を実行している人は非常に少ないのである。これは、自分の周りである程度貯金を蓄えている人に聞いても、投資をしている人が非常に少ないという感触とも一致している。

投資に踏み出せない原因はいろいろとあると思うが、最も根本的な原因は、「元本が減ることに対する恐怖心」ではないだろうか。「投資はやってみたい、でも一生懸命働いて蓄えたお金が減るのは怖い」、もしくは「試しに株やFXをちょっとやってみたけど、すぐに失敗して元本が減ってしまったから、二度とやらない」というのが、日本人を投資から遠ざけている心理の根本だと思う。

次回から、この元本割れに対する恐怖心について記事を書いてみようと思う。