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株式市場についての事実と予想の識別

前回、トランポノミクスによる今後の市場の動きについて書いたが、現実問題として、今後の株式市場がどのように動くかという予想は、人によって違ってくるし、必ずあたるという保証はない。それは自分のような素人でも、株取引のプロでも変わりはない。

株式市場の動きの話をしていると、プロのコメントや新聞に書いてあることは必ず正しいことのような錯覚を持ってしまうことが多いが、たとえプロのいうことでもあくまで予想は予想であり、必ず正しいということはない。リーマンショックの前にあれだけの大暴落を予想したプロは、ゼロではなかったにしても決して多くはなかったわけだし、そもそも今回の米国大統領選の前に、トランプ氏が勝ったら株式相場が大幅に上昇するという予想をしていた人もほとんどいなかったわけである。

と言っても、別にプロの人たちをこき下ろしているわけではなく、プロの予想でも当たらないことがるということを言いたいだけで、自分が株式のプロよりも優れた予想ができるなどと思いあがっているわけではない。ただ、予想ではなく確実な事実として一つだけ言えることがある。それは、未来永劫に株式が上がり続けることはないということである。

現在、日本と米国の株式相場は、過去の歴史の流れから見ても相当に高い水準にある。この後、まだしばらくの間は高い水準での株式相場が続くかもしれないが、いつかどこかで株式相場は下降に転じることは、予想ではなく事実である。そして、今の株式の高い水準からすると、下降に転じる時期はそれほど遠い時期ではないように、私には思える(これは事実ではなく個人的な予想)。だからこそ、今はあまり保有株式を広げずに、谷間が来る時期をじっくりと見極めておこうと考えている。