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下落が続く東芝の株価

今日、過去の記事を読み返していて、昨年の秋に東芝について記載していることに気がついた。

昨年の10月3日にアップした記事で、東芝の株価が不祥事によって一度大幅に値下がりしたが、その後は回復しているということを書いている。この記事を書いた時点で、東芝の株価が底値よりも回復していたのは事実であるし、その後も株価の回復が続き、10月初旬に350円前後だった株価は12月半ばには450円を超えるところまで回復した。ところが、年末を挟んでウエスチングハウスの原発事業の巨額の損失が明らかになると、一気に東芝の株価は急降下を始め、今日の時点では183円という株価にまで落ち込んでいる。原発事業のニュースが流れるまでは、想像もできなかったような暴落である。

10月の記事では、一時的な不祥事や業績不振で株価が落ち込んでも、ある程度の規模と安定した経営という土台がある会社であればいずれは回復する可能性が高いようなことも書いてしまったが、東芝に関しては「安定した経営」と言えるほどの土台はどうやらなかったようである。

既に東証一部の特設市場注意銘柄に指定されている東芝は、このまま年度末の決算を迎えれば東証2部への格下げも避けられないと言われている。ここまで来てしまうと、東芝の株を持ち続けていても昨年末レベルまでの回復はかなり期待薄だと考えざるを得ない。

東芝の株式を私が保有しているわけではないが、もしまかり間違って昨年の11月~12月ごろに東芝の株式を購入していれば、とんでもない損失を被っていたことだろう。やはり、企業の株を購入する際には、インターネットや雑誌で集められるレベルの情報だけで判断するのは難しい。その意味では、東芝の事例はいい勉強になったと思う。